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平和のために

第6章 目覚め


私は彼の名前を呼ぶの





そこに躊躇いや迷いはない





だって私は
彼の名前を知っているから



いや知っているんじゃない

彼には私が名前をつけたのだ




「タケ」



するとね、ほら

嬉しそうな顔をして
こっちを振り向くの

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