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平和のために

第10章 前夜祭

その晩夢を見た




五人の子供たちが遊んでいる夢



回りの景色は奇跡としか
言い様の無いくらい

美しい大自然の表情






我が国、日本

春夏秋冬




スライドのように
巡り行く季節


季節のワルツに
子供たちの笑顔が踊るの





月日は流れ季節と共に
彼らは成長していく




――…オマエガホシイ




でもねある時

一人、また一人

消えていって



景色も

段々黒くなって崩れていくの






最後のひと欠片まで
輝いていた景色は

闇に飲み込まれていく…






――…アシタ









美しくて儚い夢


起きた時泣いていた

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