
平和のために
第12章 文化祭
後ろから服を引っ張られた
振り向くとそこには
小さな女の子が…
か…可愛い!!
しゃがんで目を合わせた
「あのね…お姉ちゃん…」
「ん?
どうしたの?」
「あのね…あのね…
にーにとはぐれちゃったの」
「大変!!
にーにの名前なんて言うの?」
女の子は黙って
首を思いっきり振った
泣きそうだ
「わ…わかった
お姉ちゃんが一緒に
探してあげるから…ね?」
「ホントに?」
「もちろんよ!!
さ、いこっか?」
「うん、ありがとう、
お姉ちゃん
…
ホント、ニ、
アリガトウ…」
