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最後は後悔だけ。

第3章 人魚

「だから、貴方の足を私にちょうだい?」


『足?』

「ええ。私は人魚をやめたいの。人間になりたいの…」


『人間なんて、楽しくないよ』

「そう?人魚よりはマシだと思うけど?」


『…人魚よりはマシ?』

「私、何歳に見える?」

『………23くらい…?』


「23!?あははは。お世辞にもほどがあるわよ」


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