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最後は後悔だけ。

第3章 人魚

「人魚に!?」


『うん』

「…そう。分かった。人魚になったら、もう二度と人間には戻れないわよ?」

『戻りたくない』

「人魚になったら、あと1000年くらい生きることになるけど…」


1000年…。

『分かった』

「本当に、いいのね…?」


私は黙ったまま
静かに頷いた。

「…そう」


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