テキストサイズ

わたし色の花

第30章 きっと


私は何が欲しくて
彼に近づいたんだろう

私は何がしたくて
彼の手を握ったんだろう



貴方に会えなくなったあの日

生まれて初めて
涙が枯れるほど泣いた

初めて何かを失った

初めて何かを手離した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ