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わたし色の花

第7章 本当の私


あの手はなんだったの

あの目はなんだったの

あの子が憎い
でも貴方の方が
もっと憎い


どうしてあの時
私の手を握ったの

私あの時
幸せすぎて泣きそうだったんだよ

あの子が居るなら
どうして
あんな目で私を
見つめたりしたの

時間が止まれば良い
なんて
馬鹿みたいなことを
本気で願った

あの日の貴方の瞳に
あの子が居たのなら

貴方が憎い
でもあの子の方が
もっと憎い


ごめんね
これが本当の私なの

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