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わたし色の花

第50章 荷物



嗚呼そっか

僕は一人だけど
独りじゃなかった

こんなにも荷物をくれた人が居たんだ





気がつけば

目からは涙が流れていたよ

だけどそれは血なんかじゃない

だって心は笑っていたんだもの


希望という名の涙だったよ

これ以上
落としたくなくて拭った




歩きだすよ

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