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わたし色の花

第18章 本当のわたし


言葉にならない声で泣いた
もう泣きすぎて
頭が痛いよ

泣き虫 自己中 寂しがり屋 ヤキモチ焼きで甘えん坊

ぜんぶ本当のわたし

ぜんぶ押し殺して
やっと出来た大切な人は
“本当のわたし”知った瞬間に
この部屋から出てった

「もう誰も入れまい」と誓って
部屋に鍵を掛けた

だけどその鍵を
またすぐ使えるように
握り締めてたの

開ける準備はいつでも出来てるから

誰か

本当のわたしを
受ケ容レテ

「ワタシハ 此処ダヨ」
と叫んでる

言葉にならない声で

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