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好きって言わない距離

第19章 空回る心と体

私はグラタンを頼んだ。


榊原君はカレーを頼んでた。


料理が来て食べ始めると‥


「何で、マッシュルーム残すんだ?」


私がマッシュルームを避けてるのに気づかれてしまった。


「キライなの‥」


「食べた事ある?」


「ううん‥見た目がマズそう‥」


「それは食わず嫌いって言うんだよ。

口開けろ、俺が食わしてやる」


ひいっ!


スプーン持ってマッシュルーム掬い、私の口の前に突き出した。


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