テキストサイズ

好きって言わない距離

第21章 知りたい

私は思わずビクッとして榊原君を避けてしまった。


「俺は獣か?リモコン取っただけなんだけど…」


彼はセンターテーブルにあったオーディオのリモコンを手に取り音楽をつける。


「ごめんなさい…」


私は自分が一人だけ緊張しているのが恥ずかしかった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ