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好きって言わない距離

第24章 美優の反乱

「冗談、可愛いよ」


二回目の囁きはそう言ってくれて、嬉しくて照れ笑いした。


するとどこからか榊原君のお母さんがやってきた。


メチャクチャセクシーな黒いタイトなロングドレスを着ていた。


「美優ちゃん、メリークリスマス!
まあお人形さんみたいに可愛い!楽しんでね~♪」


お酒が入っているのか一段と明るく陽気な声だ。


「ありがとうございます!」


笑顔で返すと、榊原君がもう向こうへ行けと言わんばかりに背中を押した。


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