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好きって言わない距離

第24章 美優の反乱

榊原君が話し終わって、こちらへ向かってきた。


目の前のテーブルにご馳走置いて、ジュースのグラスをくれた。


「俺が取ってきてやったんだから残さず食べろよ」


したり顔の榊原君はさっき女の人と話していた事は全く気にしていないようだった。


私はちょっとヤケになって全部食べてやった。


「美優、腹減ってたんだな…」


と無神経な事を言っていた。


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