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好きって言わない距離

第6章 ご褒美

「まっおかしいのはさ、誰が見てもバカップル並みにラブラブなのに、お互い言葉で確認してないって事だよ」


彩菜さん、バカップルって…


「向こうが言わないんなら美優が言ってやんなよ」


「恥ずかしいよ」


「じゃ、言わせるように仕向ける」


「難しいよ」


「あ~イライラするあんた達!」


彩菜はグラスをドンと置いた。


「彩菜も間違いなくSだね。」


レイカのフォロー面白い。

思わず笑った。


「とにかく今度の遊園地デートで、決めようよ」


「頑張ります!」


と言ってみたものの…


今まで、言えなかったのに出来るかな…


っていうか榊原君の気持ち聞きたい!


私はちょっと前に進みたくなっていた。


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