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愛しい人~テニプリ~

第3章 #3

『ごめん、好きな人がいるんだ』


『…越前か?』



手塚の言葉に俺は頷いた。



俺は、おチビが好き。



『手塚、ありがと。こっから一人で帰るよ。気をつけて帰れよ』



手塚が何か言いかけたけど、そのまま家に向かって走っていった。



この気持ちに気付いたからといって、特に何かが変わるわけじゃなかったけど、俺は今まで以上におチビにつきまとった。


手塚とも変わることなく、いつも通りだった。

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