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私だけを見てよ。

第6章 第一歩。



時刻は22時。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。

そろそろ解散しようという話になり、


(何だか、、もっと一緒にいたいな)


と無意識に思ってしまった絢美。



はっとして顔をあげた時、

思わぬものが目に入ってきた。

それは





───────絢美のわずか数センチ前にある基臣の顔。

基臣は、真剣な表情で絢美を見つめ、そして

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