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私だけを見てよ。

第7章 崩壊。



結婚式まで１ヶ月を切った頃、

２人は終わった。

人生を共に歩む約束を、絢美は手放した。


朱音は、最後まで納得していなかったが、

絢美は、絢美自身の気持ちを貫いた。


『この人とはもう一緒にいられない気がする。』


基臣への気持ちを自覚するまで、

まだ少しかかりそうだ。
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