契約彼氏
第6章 *好き...
「ちゃんと毎日あげたトリートメント使ってる?」
「え?なに?」
わたしが夏目くんと付き合って幸せを感じる瞬間ー・・・
「毎日乾かしてから寝てって言ってるのに。」
「陽飛がいないとめんどくさいんだもん。」
お風呂上がりに髪を乾かしてもらってるこの瞬間がすっごく幸せー・・・
ドライヤーの音で聞こえづらいお互いの声に耳を澄ませて、同じ匂いのシャンプーを香らせて・・・
「甘えんぼ」
「いいもん。」
「可愛いから許すけど。」
ベッドに腰掛ける美玲の後ろであぐらをかく陽飛がドライヤーのスイッチを切った。
「・・陽飛?」
「ごめん。すっげーしたい。」
「ちょっ・・///待って・・・・」
ベッドに倒されるともう陽飛のペースに飲み込まれていくー・・・
「早く一緒に住みたい。」
「まだお互い1年生だからダーメ。」
「そしたら毎日えっちできるのに。」
「なにそれ(笑)」
陽飛の冗談に合わせて笑うと、深いキスで唇を塞がれた。
「バカにできるのも今のうちだよ?
これからいっぱい鳴いてもらうから・・・」
契約が切れてよかった。
ゲームオーバーになってよかった。
今は誰にも邪魔されない2人だけの空間がここにあるー・・・
Fin...*