「変態、近寄るな。」
第3章 「絢君の過去と秘密」
「―――と、まあこんな感じで、俺らは付き合ったよね。」
「は、はいはいそうでございます!!」
「じゃあ、俺の愛が足りなかったのかな。……浮気するなんて」
今は俺の部屋。
あれから2年4ヶ月3日がたったっけ。
で、現在は事情聴取中。
え? なに?
痛いこととかするのって?
そんなこと、俺の未琴にはしないよ。
でもまあ、組み敷いてるけどね。
愛を囁いてあげる。
俺以外の男なんかに寄らないよう、ね。それだけだよ。
「―――ほら、未琴、おねだりは」
「う、うん……ああっ、ん?!
まだしてなぁ、っふわっ! まってぇ絢君!!」
すきだよ。だから、病んでる。
( 未琴は知ってるかな。俺から話しかける女の子は未琴だけなこと。
あと、未琴に近付く奴には「制裁」してること。他にもあるよ。でもそうさせたのは、未琴だから。
病んでる? 当たり前でしょ。病んでないカップルなんていないよ。
ただ、俺は愛しすぎてるだけだから。 )
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