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二人は何も出来ないままゴブリン達に捕まってしまったのである



そしてガバスは……



ヒュー………

ゴッチン！



石にぶつけたくらいの痛さがガバスの頭に直撃した



？？？「ぐおっ」



ガバス「ぬわっ！」



？？？「痛みなど感じない身体だと言うのに今の痛みは一体……」



ガバス「くぅ～痛いじゃねぇか！」



？？？「お前がぶつかってきたんだろうが！」



ガバス「テメェ」



ガバスは拳で殴ったが……



スカッ



すり抜けてしまった



ガバス「お前その身体……亡霊騎士か？」



？？？「この我がロザリーヌ城を守るガーズは亡霊騎士ではない、浮遊騎士だ！」



ガバス「浮遊騎士？つまり漂う幽霊＝亡霊だろ？」



ガーズ「だから違うって」



ガバス「とりあえず俺はある人物を探してるから邪魔するなよ！」



ガーズ「いや待て……何か感じないか？」



ガバス「何だよ！またふざけた事言う気か？」



ガーズ「いや、姿を見せてこないゴブリン達の集団の気配を」



ガバス「まさか囲まれているのか？」