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桜の夢

第7章 嫌がらせ

「なにこれ…酷い…。こんなの気にしちゃ駄目だからね!心愛は私が守るよ!」


小百合は私を励ましてくれた。

ほんとにこの娘はいい娘だ…。

親友になってよかった。


「大丈夫だよ、小百合。私、そこまで落ち込んでないし。こんな幼稚な悪戯、気にしないから」


これは強がりじゃなくて真実。

こんなことじゃ私は負けない。

そんな私を見てほっとしたのか、小百合は「教室行こっか」と誘ってくれた。

私はスリッパに履き替え、ゴミ箱に捨てるために紙を集める。

その中で、まだ靴箱内に残ってた紙の文字がふと目に入った。

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