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桜の夢

第8章 優しさ?

先生の言葉が優しく響く。

だが倒れた原因も嫌がらせのことも、そう簡単に話せない。


「ありがとうございます、先生。でも、もう少し自分で頑張ります。それで駄目なら改めて相談します」


少なくとも嫌がらせの件については本心である。

まだ戦ってもいないのに、負ける訳にはいかない。


「そう?無理は駄目よ?」

「はい。ありがとうございます」


その時、チャイムが鳴った。

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