南の龍
第17章 やっぱ無理…
さっきよりも少し早い返事。
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From 荒木 輝
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さんきゅー!
そっか(^-^)
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私は、そのメールに返事を返さなかった。
深く深呼吸をして私は立ち上がり台所に向かった。
時刻は10時10分過ぎ。
台所で水を飲んでから、幹部達がいつも溜まってるとこに言ったが誰もいなかった。
──悪い予感しかしねぇ。
いつもより200倍くらい静かなそこは私の恐怖心を少しだけ増大さした。
私は、自分の部屋に戻り布団にくるまった。
目は決して閉じない。
また、あの映像を見てしまうんじゃないか…──。
今年の夏休みは最悪だ。