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二股彼女

第1章 幼なじみ

『だったら二股してよ』

奏音のいきなりの提案に驚くあたしと海音。

「二股って…」

『俺ら二人と付き合って本当に好きな方を選べばいい。もしも、柚希が気にならない時は俺らをフればいい。俺にも、海音にもチャンスがあるってことだ。』

『俺にもチャンスねぇ…』

「そんなこと、あたしには無理だよ…」

二人と付き合うことなんて考えたことないし、フるとかできるわけがない。

『柚希…俺は本気なんだ。ダメ…か?』

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