テキストサイズ

桃色青色空

第7章 桃色青色空 


この人わある日夢をみました

桃色の空と
青色の雨と
不思議な地面の夢です

桃色の光の中を
青色の雨が降っています
けれどまったく濡れません


そこにわ一人の老人がいました
老人わいいました

「あなたにわこの地面が何色の地面に見える?」

その人わ答えました

「何色って普通の緑色でしょ
地面わ緑かコンクリートの灰色」


老人わ
穏やかな顔でいいました
「あなたわ毎日が平凡すぎると思っているんだね
だけどあなたの周りに幸せわたくさんある
けれどあなたわ満たされていない

あなたわ周りを見なくてはいけない
探さなくてわいけない
自分をありのままの自分で
あなたわ幸せがわからないのだろう?
あなたわ幸せを見つける旅にでるんだ
さぁいってきなさい
夜が明けてあなたわ目覚めるから
幸せを見つけてきなさい
ちいさな幸せでいいから」

すると老人わ
桃色の空
青色の雨
不思議な地面わ
ぼんやり消えていきました

この人わここで
緑の地面を見ました

とっても平凡な緑色

ストーリーメニュー

TOPTOPへ