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イトナミ

第1章 ショウとミユのこと

今まで住んでいた街から車で、トンネルをいくつも越えて……

知っている人が誰もいない街の、森の一角。

私が肉親以上に信頼する、執事のケイとその妻・アンナと共に、秘かに移り住んだ新しい家で、幼いショウとミユを迎えたのです。

私は二人を、幼稚園や学校にやる気はありませんでした。

純粋で綺麗な心のまま、そして本能のまま…… 生活させたかったからです。

それは… ある意味、数多くのタブーを犯す恐ろしい環境なのかもしれません……。

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