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ありがとう。

第1章 馬鹿。





馬鹿みたいに大声で



馬鹿みたいに叫ぶ君。



馬鹿みたいな言葉たちで



私に「好き」と言った君。



「馬鹿みたい、馬鹿!」
って私が言ったら



「知ってるよ。馬鹿!」
って言ったよね?



そんな馬鹿な君に私が…



「好きだよ!馬鹿!」
って言ったら、



馬鹿みたいに照れてる君がいた



馬鹿みたいな君が側にいるのも…



案外悪くはないと思う。



大好きな君が、馬鹿みたいな笑顔で



私の側にいるだけで心が温まる。




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