
雨上がりの虹。
第1章 いつもと違う朝。
『今日の天気は晴れでしょう。』
モグモグモグ-―
パンを食べながら
いつものニュースを見る。
これが私の日課。
私は二ノ宮流加、高校2年生です!
髪型は黒のショートカット。
身長は169でコンプレックス…。
ごく普通の女の子。
「流加ー!
なんで起こさないんだよ!」
弟の二ノ宮類。
高校1年生で私と同じ高校。
身長を抜かされて内心ラッキー!
髪型は黒の癖っ毛でかわいい。
「ごめんごめん!
私、今日は先に行くから!
早く食べちゃって!」
自分の食べ終わったお皿を片付け
類の分を用意した。
「はーい、あっ!流加ー!
今日ぜってえ雨降るから
傘忘れんなよ?」
と格好付けながら言った。
私は敬礼をしてから
「りょーかい!行ってきます」
いつも使ってる
折り畳み傘を持って家を出た。
