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彼はセフレ。

第22章 嫌悪

朝目覚めると手足が痺れていた。


動きが鈍い。


涙が伝った痕がピキピキする。



本当に欲しいものって、なんで手に入らないんだろう。


あたしはなんでここにいるんだろう。


神様は不公平だと何度も思った。


これから先、シュウが居なくなって、1人になって、あたしはどう過ごすのか。


見えない未来は恐い。


心が晴れない。


ベッドから起き上がろうとすると少し吐き気がした。


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