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彼はセフレ。

第11章 赤

何がどうなってるのかわからなかった。


はるさんが突然、あたしの前から消えてしまった。


涙もあまり出なかった。


好きじゃなかったからじゃない。


大好きだったからショックが大きかったのかもしれない。


しばらく引きずった。



ただぼーっと過ごした。


頭が働かない。




はるさんがいない生活は時間をどう使えばいいのだろう。


何をしたらいいかわからなかった。


何週間か経ち、はるさんのいない生活に慣れた。



そんなある日。


シュウからのメールが届いた。

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