テキストサイズ

彼はセフレ。

第13章 幸せな夢

幸せな夢をみた。


正夢になればいいのに。




シュウ。


逢いたいよ。


今は言わないけれど。




あたしたちもう17歳になるんだね。


いつの間にそんなに経ったのか。



シュウが好きで、夢中で、がむしゃらに生きてて気付きもしなかった。


もうすぐ名前さえも呼べなくなるんだね。

寂しいなぁ。



シュウにも少しくらいあたしの存在を必要として欲しい。


なんて…無駄な希望ばっか。




だからいつかちゃんと離れようと思って、あたしは笑った。


泣きながら、笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ