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彼はセフレ。

第15章 遡

涙が出た。


それでも心を無視した。




涙はあたしの心を浄化してくれるだろうか。




ぼんやり浮かんだシュウの横顔。


いつか嫌いになれるかな。


無茶苦茶で、かっこ悪くて、ばかで、最低な奴。


なんで好きなんだろうね。


シュウの笑顔が、泣き顔が…脳裏に張りついて、忘れられない。





シュウが泣くなら、リナが笑うね。


リナが泣いても、シュウが笑って。



シュウが笑ってくれるなら、リナがいっぱい泣いても構わないから。

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