tall love
第2章 入学式 悠騎side
「そういえば悠騎はあの人に会えたの?」
「いや、まだだよ。ってかもう会えないんじゃない!?好きな人探そっかなぁ…。」
「まだ諦めちゃだめだよ!!必ず会えるから。それに悠騎にはあの人以外を好きになるなんてできないでしょ?」
ははっ、ホント
桜姫はすごいなぁ…。
私の嘘なんて
すぐに見破っちゃうんだから。
私は本当に
この子が大好きだ…。
「ありがとな、桜姫。」
桜姫はいつも
励ましてくれる。
すっげえ救われるんだ。
「桜姫こそ、悠斗兄のことはいいの?」
「なっ!?悠斗さんのことは…別に…好きだけど…そんな…。」
「まぁ格好いいちゃあ、格好いいんだろうけど…。どこが好きなの?」
「身長高くて、優しくて勉強できて、運動もできて格好良くて完璧じゃん!!普通に歩いてて、みんな振り返るじゃん!!黒髪で金のメッシュ…。チャラい見た目だけど本当はまじめで頭良い…。ギャップがヤバい!!モデルとか俳優とかいつもスカウトされてるじゃん!!まぁ一番の理由は優しいところなんだけどね…。」
桜姫めっちゃ可愛い…。
抱きしめたい!!
ギュッ
「わぁ////びっくりしたぁ!!どうしたの、悠騎?」
「桜姫が可愛すぎるから///」
「もぉやめてよ/////」
「もっと悠斗兄のこと考えてみ?」
「もうムリ///恥ずかしいから////そうだ!!今日さ、駅前に新しくできたアイス屋行こっ!!」
「いーよ!!私も行きたいと思ってたんだ!!」