
大好き…なのっ
第3章 メアド
「なんか朝ね、メアドちょうだいって言われたの。」
私は朝のくだりを凜に話した。
「ふ~ん。で、あげたの?」
「う、うん。」
「やっぱ候補に…」
「はいってないから!だってちょうだいちょうだいうるさかったんだもん。」
「ほ~。うん、完全にそいつ緩奈に興味あるね。」
うぅ…不覚にもちょっとそうかなと思ってしまった私。
でもここでそうだよねーなどと言ったら、自意識過剰と思われるので…
「そ、それは無いと思うよ(笑)」
と言っておく。
「まぁメールして決めればいっか。」
凜は確実に私が告白されると思ってる。
…そして、私自身も告白とはまではいかないが、ちょっとした色恋沙汰になるといいなとか思ってしまっていた。
