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2人のBirthday

第2章 入学式

「ぶはっ!くくっ…ごめんって!冗談だって!あー本気にしちゃうんだもーん」


彼女は、笑いながら謝ってきた。


『あー!冗談かよーっ!くーっ、さらにムカつく』


彼女は、笑いすぎて出た涙をぬぐいながら…


「だからごめんってばぁー、あ!私、鈴木鈴音、よろしくね!」


鈴木鈴音(すずき すずね)って…自分だって変な名前じゃないか…


「あー!今変な名前って思ったでしょー?」


そう鈴音ちゃんは、言った。


『あ?ばれた?』


僕は、さっきの仕返しのつもりでそう言い返した。


「もー、燿蓮くんったら!!」


『レンでいいって!』


僕は、笑いながらそう言った。


「じゃぁ、私の事は、スズでいいからねっ!」


そう彼女は、笑った。



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