テキストサイズ

2人のBirthday

第2章 入学式

そして担任の先生が話が終わると僕は、帰り支度を始めた。


―――ドサッ…


「レン~帰ろうぜ~」


僕の机に鞄を置いたのは…


…やっぱりヒロ。


『あーちょっと待って』


僕は、急いで荷物をまとめヒロを追いかけた。


「待ってレン!!…これ」


ヒロを追いかけようとする僕を止めたのは、スズだった。


そしてスズから渡されたのは、僕の携帯だった。


『ありがと!じゃ、また明日ね!』


「あっ、あの!」


僕は、彼女の声に気づかずヒロを追いかけた。


「………もう!」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ