テキストサイズ

my darling

第7章 私の過去



「朱里…幼稚園からモテたの…」

「あい?」

ぼそぼそ言ってて聞こえなかった。

「続けて?」

「あ、はい(´-ω-`)」


「二人目は小学校5年生のとき。
…中学にもいたけど中谷優太」

「ゆうちゃん?」

「うん。優太とは5年生の
クラス替えで
初めて席替えをしたとき
隣同士になって
…好きになったの。

優太はすごくモテて
私なんかが好きになったら
だめだなってくらいの遠い存在
だったの。

でもね
バレンタインの日に
思いきってチョコあげたら
次の日に、机のなかに紙が
入ってて
『昨日のチョコ、ありがとう。
よかったら付き合ってくれない?
朱里ちゃんのこと好きなんだ』

そうかいてあって。

本当に嬉しくて
付き合い始めたんだょね。

でもね。ある日うちのクラスに
転校生が来て、その子優太の幼馴染み
でね、優太はその子をとったの。

私は捨てられた。


死のうかと思ったよ。

別れたのは中学入学式の
前夜だった。

飛んで4ヶ月後に陽に出会ったんだよ」


陽には笑って話せた。

花菜(親友さま)には泣いて泣いて
枯れちゃうんじゃないかってほど。

「朱里?…笑わないでいいんだよ」

どきっ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ