my darling
第11章 お別れ
カレンダーをふたりで
並んで見た。
「あ、みて!ここ、3連休」
「おぉっ」
2週間後に金土日と
3連休があった。
「私、空いてるよー(*´ω`*)」
「俺も暇w」
「かなりすんなり決まったね」
「じゃあ、金曜の午後から来れば?」
「午後?」
「おう。掃除とかしたいから」
「了解」
「んじゃあ、帰ろうかな」
「ん」
「あー!寂しいよおっ」
「俺も。でもまた明後日会えるんだから!大丈夫だよ」
「はるぅ~」
「そんなうるうるさせんなやっ!
襲っちゃうよ」
「もう!お泊まりのおたのしみでしょ」
「はーぃ!あ、朱里からキスして」
「へっ!?」
「いいから!お願い」
しょーがないなーとかぶちぶちいいながらちょっと背伸びして
ちゅ
唇にキスした。
その瞬間ふいに抱き寄せられる。
必死で舌を絡めた。
二人の吐息が玄関に
響く。
「っ…ハァっ…あっハァ」
唇の隅から声が漏れる。
と、陽の唇が
首筋に移った。
「ひゃっ」
「俺のって印つけんの」
ちくりとほどよい痛みが
首筋を貫く。