秘密の花園
第5章 七瀬と未来ー友達ー
「七瀬ー!」
ん?
あれって心…帰ってなかったのか
「佐々木さーん!」
はぁはぁと息を切らしながらこっちに来る本多
「まだなんかようか
ドンッ…
本多が勢いよくぶつかってきた…
「っ!」
「七瀬!大丈夫?!」
「いってぇ…あ、あぁ…」
「ごっ、ごめんなさい!」
立ち上がり頭を下げる本多
「アタシは大丈夫、本多は怪我ないか?」
「は、はい…」
とは言ってもちょっと頭がクラクラするな…
「……」
心は本多を睨むとアタシに手を伸ばした
「七瀬、もう帰ろ??」
「っ…あぁ」
「………ごめん…なさい」
本多はボソッと呟き
アタシは心に引っ張られその場から離れた
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