秘密の花園
第5章 七瀬と未来ー友達ー
ー次の日ー
ピンポーン…
「七瀬、学校行こー」
ガチャ…
「ん…あぁ…ふぁぁ~…」
「七瀬、寝癖凄いよー」
「どうでもいい…」
「良くないよー、女の子なんだからもっとちゃんとしなきゃ!」
朝からうるさい心…
もうちょっと寝てたかった…
……………
「じゃあまた後でねーっ」
「おう」
靴を履き替え教室へと向かう
ー教室ー
ガラガラ…
「……」
「!」
ガタッ
「ん?」
「佐々木さん!」
「あ、本多」
「昨日はすいませんでした!」
「いや、別に気にしてねーよ」
こいつも朝からうるさいな…
「……そ、それで…ですね」
「その…佐々木さんさえよければ…お友達に…なっていただけないでしょうか?」
「あぁ、別にいいけど」
「ほ、本当ですか??」
パァァ
「あぁ、本当だ」
「ありがとうございます!」
「これからよろしくお願いします♪」
「よろしく、本多」
ガラガラ…
「七瀬、暇だから来ちゃった♪」
「暇人だな、心は」
「むー…そんなことないよー!」
「ねーね、どっかいこ!」
「あぁ、いいけどどっかって何処だ?」
「さー?」
「はぁ…、まあ、とりあえず行くか…」