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君と僕。

第7章 嫉妬





「あ、そー言りゃ美音の弟くん美音のこと捜してたぜ?」


「えっ、凌が?」


「おぅ。あんま弟くんに迷惑と心配かけんじゃねーぞぉ?」

にしし。と、莉緒は笑うと行ってしまった



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家に帰ると、凌が怒ったような顔をしていた。


「何よ」


「何よ。じゃねーだろうがよお」


「は?」


「今日お前、遅刻した挙げ句に木から校内に不法侵入しようとしたらしいな」



ぐっ……



「そ、そうだけど……。何か問題でも?」


「……ざけんな!!」

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