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寵愛姫

第5章 ドSな幼なじみ

私は、桜川美咲。
朝起きて、学校に行く準備をしている最中だ。

―ピンポン

「は~い!」

急いで家を飛び出た。

「はよ。」

「俊!おはようっ!」

毎朝、家が隣同士で幼なじみの俊が迎えに来てくれる。

「遅い。」

「ごめんね~」

いろんな話をしながらいつも登下校している。
教室の扉を開け、みんなにあいさつする。

「みんなおはようっ!!」

今言ったのは私ではなく俊だ。
朝あいさつしたときとは全く違い満面の笑みであいさつしている。
この変わりようどうにかしてほしいよ…
私に対しては冷たいのにみんなには優しい…私にも優しくしてよっ!!

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