
優しいSを…
第2章 いきなりお泊まり
「まずは俺の質問に答えろ」
相変わらず耳元でささやく
「ふぁい…」
「さっき質問ばっかりって言って何か言いたげだったけど
どうしたの??」
すると耳まで赤くなったので
耳元から顔を離して
夕の表情を見たら
とろんとした目で俺を見上げてきた
この目でなんとなく言いたい事が分かったが
だからと言ってしてあげるほど俺は優しくない
「なんだ?? 言えよ」
すると
「ん」
と小さく声を漏らして目をつぶった
でもまだまだ…
「ん? なんだ??」
「言ってくれないと分かんねぇだけど…??」
「き、キスして…/////」
