
チャラいギャルはどこまでも??
第3章 久々の集会
泣きまくった次の日の朝
あたしがヤンキーで現役の時の友達、茉菜(マナ)から電話が来た。
「…もしもし」
『あっ、莉架~!?久しぶり!』
「…久、どしたの?」
懐かしい茉菜の声にもあたしは
何も感じられない。
『ん?あ、久しぶりにあのメンバーで集まるから莉架も来て!』
「…あのメンバー、って」
『立蔵先輩もいるよん♪
あ、なんかねぇ莉架は俺が迎え行くって言ってたからもうすぐ莉架の家に立蔵先輩来ると思う!』
………は?
と、思っていると
ピンポーン
鳴り響くインターホン。
『莉架も忙しいと思うけど、
みんな莉架に会いたがってるから
絶対来てね!立蔵先輩とー♪』
「え、いや茉菜っ」
ブチッ
強引に切られてあたしはため息を吐く
『莉架ー、いるんだろー??』
ドアの向こうから聞こえる、
昨日あたしの処女を奪った先輩の
…明るい声。
