無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ははっ…あいつら何やってんだろうな…」



大和さんはあたしの方を振り向いて
気まずそうに笑う。



「ほんと、ですよね…
ははっ…昼間なのに……」


無理して笑うけど、顔が引きつる





「…無理して笑うなよ」


大和さんはあたしを
また外に連れ出した。


大和さんの大きい手が
あたしの心に漬け込んでくるくらい
安心して優しい…。






「…つらいんだろ？」






黙っていると大和さんは
あたしの頭を撫でる。





「……俺じゃダメか？」










そんな言い方しないで…


かなしくて、つらい…




でも、




愁を忘れたいよ……



忘れたいから大和さんと
付き合うのは、

大和さんを利用するのかな








「大和さん…」



あたしはいつの間にか大和さんの広い胸に抱きついて




「あたしも、昔からずっと好きでした……」



本音を伝えて






「莉架……」







大和さんに優しくキスをされた…。