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君がいた奇跡

第1章 最悪の入学式




母は


「凄いわね!
2位だなんて!」


と言う。


しかし私は


母の言葉も
聞こえていなかった。



最悪だ。


主席合格のために

中学三年生に
なってからは

勉強尽くしの
毎日だったのに。


そこまでしても2位。



重いハンマーで
頭を思いっきり
殴られた気分だった。



所詮おまえは
2位なんだぞって
誰かに言われたような
気がした。






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