一万回目のプロポーズ
第11章 妨げ
体を洗い、予備にと持ってきておいた服を着た
あまりお気に入りではないが、
仕方ない
『…』
出ると、俊司はソファーに座ったまま、あたしを手招きした
あたしが照れながら俊司に寄ると、
俊司はあたしの手を取って、隣に座らせた
「明奈…」
『何?』
俊司は
あたしを抱きしめてくれた
「ごめんな…」
『ぇ、え?///』
何で俊司が謝るの?
あたしが必死に頭を回転させていると
俊司はあたしから離れ、ポツポツと言った
「俺の…せいで…明奈がつらい目にあって…」
『な、何で俊司のせいなの…??』
あたしがそう言うと
俊司は目をまあるくさせ、苦笑した