
BL短編集
第10章 部下×上司
「すいませんでした。僕は斎藤さんが好きでしt」
言い終わる前にふわりと抱き締める
「……俺も好きだ」
「え?」
「……ずっと好きだった。好きな奴がいるって聞いて苦しくて。でも俺男だから、女の子が好きなお前を応援しようと思って。抱いてくれたとき、好きって言ってくれたとき嬉しかった…」
「斎藤さん。可愛いです。今とても………今日休んだんですよね。なら……もう一回いいですか」
「ちょっ…まて……腰痛いんだって!…うわっ…ふぁ」
「可愛いです。本当に。僕だけにその顔は見せてくださいよ」
顔を赤めながら頷く和人
二人の一日はまだ始まったばかり
終
