時間割りを配布します。
第1章 ホームルーム:担当・飯塚
―――本当に、良くないことばっかりだ!
ため息を吐く。
私は飯塚の話を何となく聞き(流しながら)、黒板を見た。
……がたん!
「―――はい?!」
いきなり立ち上がった私に視線が注目する。
でも、そんなん気にしている場合じゃない!
「せ、瀬川? 俺の話を……」
「先生!!
どうしてこんな時間割りなんですか!?」
私の発言に笑いがおこる。
先生はぽかんと口を開けたまんまだ。
私はふるふると震えて青ざめた。
―――どうしてあいつらの得意教科ばっかなんだ?!
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