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ひと夏のアバンチュール

第3章 出張中ですが

足早にホテルへと向かう


ライアンの顔が頭から消えない

思い出すたび
心臓が忙しく動きだし
大きな音が頭の中で響く




オープンまで時間があった

とりあえず部屋に戻ろう



クローゼットから何着か出して・・・

何を着ても変わらないけど



少しでも着飾っていたかった


怖かったから

こんなに躊躇ってしまうなんて
らしくないと思ってた

自分自身信じられないくらい

いつもは引かない真紅のルージュ


胸元が大胆にあいたセクシーな
ワンピースを選んだ



冷静に

そう

大丈夫



そう何度言い聞かせる

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